2017年のダイヤ改正による快速特急増便のために製造されたのが特急用車両2200系だ.
1200系の後継車で,車体寸法や窓割りは1200系とほとんど変わらない.
車体はアルミ製19メートル級車体.直流区間(烏丸北大路~舞子)と交流区間(舞子~媛鉄松山)を直通運転するため,交直流両用電車として製造され,ドアは1200系と同じく1両につき片開き扉1ドア(2201型は2ドア)のホームドアにあわせた位置..
台車はHN101を改良したHN201が試験的に採用され,制御方式なども新型通勤電車2000系に準じたものとなり,1200系より性能が向上した. さらにこの形式の特徴は,床下機器や台車の下回り部分をすべてカバーで覆い騒音を軽減したことだ. カバーによりほかの車両と印象が違う車両となったうえ,騒音も軽減されたが,コストがかさむことや都市部は地下を走るため騒音問題がそんなに無いということから媛西電気鉄道では2200系の一部で採用されたのみになった.
内装は1200系よりグレードアップし,座席間隔は変わらないものの以前より快適なたびを楽しめる工夫を詰め込んだ.トイレもおむつ交換台を設置するなど様々な人に使いやすいようになった.
(Mc) (T) (T) (Mc)
2200-2700-2701-2201 (2016.7)
2202-2702-2703-2203 (2016.9)
2204-2704-2705-2205 (2016.11)
2206-2706-2707-2207 (2017.1)
2208-2708-2709-2209 (2017.3)
最初の3編成,2200F,2202F,2204Fは先ほども述べたように騒音防止のカバーを装着している. 2206Fからは採用されなかったものの,今も取り付けて運行している.
2200系はパンタグラフを制御電動車2両に設置し,中間2両は付属車とし,冷房装置は1200系より機能を向上させ,2000系と同じ1両につき1台の集中式を採用した. 行き先表示器はフルカラーLEDを採用. 前面デザインは2000系と全く同じ.
現在も登場時の原型を留めて活躍している.
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