四国地域増便のため,1600系と同時期に製造された1両単行用の近郊型車両が3800系だ.
1両で長距離列車として運用に就くことを前提として製造されたので,3600系とは違って,貫通扉は設けず,桜三里トンネルや新境目トンネルなどでの緊急時に使用するための非常扉が設けられた. そのため前面デザインは3000系量産先行車と同じとなった. 併結運転は想定していないものの,自動密着連結器が装備され,3600系などと連結して3000系と同等の運用に就くということも可能になっている.
車体はだいたい1800系と同じで,2扉両開きの転換式クロスシートを備えたトイレつきオールクロスシート車両だが,1800系では左右非対称だったドア配置が左右対称となり,JR乗り入れ区間での運賃回収にかかる時間を短縮した. 扉位置は変更となったものの,ホームドアにはしっかり対応している. 四国・淡路島内のみでの運用で使用されるが,交直流両用電車として製造された. そのため,舞子以東へ乗り入れすることもできる. 運転席後ろにはJR線内での運賃回収のためのICカードにも対応した新たな運賃箱3600系と同様に設けられ,パンタグラフは両端にある.
(Mc)
3800 (2017.10)
3801 (2017.11)
3802 (2017.12)
3803 (2018.1)
3804 (2018.2)
3805 (2018.3)
3800系は1800系の増備と言う形で6両が製造された. 1両に1つ,トイレが設けられ,長距離運用にも対応した.
側面行き先表示はフルカラーLEDで前後の扉付近に1つずつ配置し,2扉でもホームから行き先を容易に確認できるようにした.前照灯や標識等,室内灯もLEDが採用され,3600系と同等の性能・環境にいい電車となっている.台車や制御機器は3000系電車と同一のものを使用している. 1600系と共通運用で舞子以西の媛西本線と今治線の普通や急行として活躍している.
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