2019年に予定されている太秦線開業と西京線増便のため,2018年からデビューした新型通勤電車が4000系だ.
主に準急・普通運用に就くことを考え,1編成4両単位で製造されることになった. 車体は19メートル級アルミ製車体で直流専用電車.
2200系から試験を続けてきた台車HN201を4000系から本格的に採用し3000系より使用電力を減らした. インバーターなどは2000系を改良したものだが,性能的な変化はない.パンタグラフは先頭車に1台ずつ装備.4両編成のため非常時のための簡易運転台は設けなかった.
4000系には運用の違いから1次車から3次車まである. 本来は形式を分けてもいいが,通し番号ですべて4000系として製造された.
以下が1次車だ.
(Mc) (T) (T) (Mc)
4000-4300-4301-4001 (2018.1)
4002-4302-4303-4003 (2018.2)
4004-4304-4305-4005 (2018.2)
4006-4306-4307-4007 (2018.3)
4008-4308-4309-4009 (2018.3)
1次車は現在の1000系4両編成と同等の運用に就くため,前面非貫通の4両固定編成として製造された. 前面デザインは1000系のようにパステルピンクを基調としたスタイルに戻ったものの,内装は快適性を増すために座席や液晶ディスプレイの位置などが2000系などとは異なった.
(Mc) (T) (T) (Mc)
4010-4310-4311-4011 (2018.4)
4012-4312-4313-4013 (2018.4)
4014-4314-4315-4015 (2018.5)
4016-4316-4317-4017 (2018.5)
4018-4318-4319-4019 (2018.6)
4020-4320-4321-4021 (2018.7)
4022-4322-4323-4023 (2018.8)
2次車は一次車と同様の運用にプラスして,1400系を増結して6両編成として朝ラッシュの準急または急行運用に就くために製造されたグループで,前面に貫通扉が設けられ,ホームドアの関係から4300型の扉位置が一次車と比べて左右反転している. 製造ラインは一次車と同じで工場内で180度回転させたため,床下機器も一次車と左右が逆になっている. そして4000型には全自動密着連結器が装備された.
(Mc) (T) (T) (Mc)
4024-4324-4325-4025 (2018.9)
4026-4326-4327-4027 (2018.10)
4028-4328-4329-4029 (2018.11)
3次車は2次車と同様,1400系との併結を考慮しているが,1400系の中でも特に1404F,1410Fとの増結を考えていて,この1400系2編成は烏丸北大路側にしか連結できないため,ホームドアの関係上,4301型の扉位置が1次車と比べて左右反転している.
現在は主に普通として活躍しているが太秦線が開業する2019年からの更なる活躍が期待される.
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